今日のテーマは、FXのチャートパターンについてです。
FXのチャート分析をしていると、いくつかのパターンというのが、
分かってくるようになります。
そのパターンを見極め、エントリーポイントを、
見つけていけるようになりましょう。
ということで、今日はよく見られるパターン
「カップアンドハンドル」というパターンについて、解説していきます。
その名の通り、ティーカップのように、
カップの部分とハンドル、持ち手の部分のような形です
下の写真をご覧ください。
見て頂くと分かるように、
少しずつさがり始めていき、
しばらく底値で停滞して(画像だとあまり停滞してないですがあしからず)、
その後また上がり始め、下がり始めと同じ価格を、レジスタンスとし、
ちょこんとハンドルのように下がっていく形です。
(ちなみに、上下が逆さまになったバージョンもあります。)
なぜカップアンドハンドルのパターンが出来るのか??
これは相場心理によるものです。
まず初めに、大きなダウントレンドが始まりますね。
その時、含み損の人と、含み益の人、の両者の心理を考えると、
含み損の人は、なるべく買値まで戻って来たら損切りで売ろう。
含み益の人は、ある程度利益確定できるから、決済していくか。
この両者の相場心理から、停滞期を抜け出し少しずつ上昇し、
始まりの値段に戻った所で、損切りも入り、
一気にハンドル部分が作られて行くのでしょう。
では、カップアンドハンドルの後はどんな相場になるのか??
基本的に2パターンに分かれると考えられます。
1個目のパターンは、下降トレンドに入るパターン
2個目のパターンは、レジスタンスラインを超えて上昇トレンドに入るパターン
では、この2つはどう見極めるのか??
それは上位足(1段階長時間側の足)のトレンドをみて判断しましょう。
たとえば、上位足トレンドが下降トレンドだった場合、
基本的に上位足のトレンドの方が強力になるので、
上位足トレンドに引っ張られ、ハンドル後も下降トレンドになる事が、
考えられます。
逆に、上位足トレンドが上昇トレンドであれば、
ハンドル後に上昇トレンドになる事が考えられます。
あとは、トレンド転換にだけ注意しましょう。
上位足が下降トレンドであってもレジスタンスを超えて行ったら、
トレンド転換が疑われるので、損切りするのが懸命かもしれません。
では、最後に、カップアンドハンドルを使って、
いつエントリーすればいいのか??
エントリーポイントは2つあります。
1つ目は、ハンドルを形成するとこでの売り(ショート)。
カップが出来たのが分かった時点で、ハンドルの始まりが予想できるので、
売り注文でエントリーすることが出来るでしょう。
ただし、これも上位足のトレンドが下降トレンドであるとなおいいので、
そこも確認しておきましょう。
2つ目は、ハンドル後上昇した後のレジスタンスサポート転換での買い(ロング)。
ハンドル後にレジスタンスを超えて上昇、
その後再び下がってきて、レジスタンスにタッチして上がり、
レジスタンスがサポートに転換した瞬間が買い注文のエントリータイミングでしょう。
ハンドル後の上昇だけでは怖いので、レジサポ転換を待つのがポイントですね。
それでも、基本的にはカップが形成された時点で、
上昇トレンドが始まっていると考えるのが普通なので、
基本的には買い(ロング)でいうのが定番かなと思います。
まとめ
カップアンドハンドルというパターンの解説をしてきましたが、
いかがでしたでしょうか?
このパターンが出来る理由や、エントリーのタイミングをしっかり理解して、
トレードに活かしていけるといいですね。
では本日もありがとうございました。