今日のテーマは、FXで税金はかかるのか?
結論から言うと、
「年間利益が20万円以上なら、税金を払う必要があります」
です。
では、そもそものFXでの利益の考え方、
税金の対象について、細かく解説していきましょう。
まず、あらためてFXとは何なのか?
FXとは、外国為替証拠金取引と言われる、
投資のひとつです。株式投資、不動産投資、などと同じ投資商品なのです。
ひとつ他の投資商品との違いとしては、
「証拠金取引」という少し聞きなれない言葉の部分ですね。
これは、実際に運用する人の資金を、
証拠金という形で証券会社が預かり、
それを担保に、その資金の数十倍の金額での、
為替取引を行う事が出来る仕組みなのです。
つまりどういうことかというと、
たった10万円しか資金が無くても、
250万円相当の為替取引が出来るという事です。
(ちなみにこの資金に対する倍率をレバレッジと言います)
他の投資商品に比べて、大きなチャンスがあるのが分かりますよね。
たった10万円で、250万円の売買を出来るのですから、
大きな利益も取れる可能性があるのです。
だから、FXを始めて億万長者になったという人が現れるのも理解できますよね。
(もちろん、大きな損失を被ることもあるのでお気を付けください)
さらに加えてチャンスなのが、暗号資産FXですね。
FXをやる上で為替の変動は極めて重要なファクターですね。
既存の外国為替に比べて、価格変動が大きい暗号資産は、
大きなチャンスがあるという事なのです。
ぜひチャレンジしてみてください。
ちょっと話がそれましたが、本題に戻りましょう。
結論、FXには税金はかかるのですが、
どんな税金がかかるのか?
それは、
「所得税」
「住民税」
「復興特別所得税」
この3つです。
FXで得られた利益は、「雑所得」として分類されます。
暗号資産の利益や、年金なども雑所得に分類されるので、覚えておきましょう。
そして、雑所得には上の3個の税金が課せられて、その税率は、
「20.315%」
になります。
ざっくり、100万円利益が出たら、20万円くらい税金としておさめる必要があるのだなと、
イメージしておいたほうが良いでしょうね。
ただし、ここで注意が必要なのが、
課税対象にならず確定申告の必要が無い場合です。
それは、
「年間の利益が20万円以下の時」
です。
ちなみに、被扶養者の場合、38万円以下で確定申告が不要です。
初心者の方や、少額でFXをやる方は、この金額を覚えておいて、
非課税の範囲で投資を楽しむのも良いかもしれないですね。
ここまで、課税の対象について解説してきましたが、
税金を払う必要があるのかと落胆している人もいるかもしれません。
ですが、しっかり確定申告すれば、ある程度、無駄な税金をおさえることが出来るという、
大きなメリットもあるのです。
確定申告をするメリットとしては、
「損益通算が出来る」
「経費を申告できる」
「繰越損失を使う事ができる」
などがあります。
損益通算とは、複数の会社でFXをやっている場合に、
両者の損益を合算できるということです。
例えば、1つの会社で1000万円利益が出ていて、もう一つの会社で300万円の損失がある時。
申告しないでいると、1000万円に対して課税されてしまうのですが、
申告すれば、損失を差し引いた700万円に対する課税で済むので、
申告しておく方が得策でしょう。
そして、経費の申告は、FXに必要な機材や、教材の費用などを、
経費にすることで、課税対象利益を小さくできるということです。
ポイントはちゃんとFXに必要な物かということです。
何でもかんでも経費にしようとする人がたまにいますが、
結局あとからはじかれることになるので、
オススメはできないですね。
そして、大きいのが繰越損失です。
3年まで損失を繰越すことが出来ます。
つまり、FXを始めて2年間損失しか出ていなかった時、
税金を払う必要は無いと思って申告しない人も多いかと思いますが、
その次の3年目で、投資が上手くいき大きな利益が出た場合、
そこから申告すると全部の利益が課税対象になってしまいます。
でも、ちゃんと損失を申告しておけば、
かなり利益を小さく出来る可能性があるのです。
なので、ちゃんと損失も申告しておいたほうが良いかもしれませんね。
そして、最後によく聞かれるのが、
「ばれないんじゃないの?」
これすごくよく聞かれます。
結論から言うと、ほぼ確実にバレます。
なぜなら、証券会社が各投資家の損益報告書を国に提出しているからです。
あとからバレたときには追徴課税になってしまうので、
しっかり税金の申告はしておいたほうが良いですよ。
まとめ
という事で、本日は税金はかかるのか?
というテーマで解説してきましたが、
いかがでしたでしょうか?
結論から言うと、
損失でも、利益でも、確定申告しておいたほうが良いでしょう。
ちゃんとルールにのっとったうえで資産形成して行けると一番ですね。
それでは、ありがとうございました。