円高・円安の影響
お金というのは常に同じ価値があるとは限りません。
その国の経済状況や、災害あるいは戦争などによって大きく変動したりします。
例えば今は無き「ジンバブエ・ドル」という通貨が存在していました。
皆さんは札束を見るとどのように感じますか?
多くの方は大金のように思えるでしょう。
しかしジンバブエ・ドルは例え100万円ほどの厚さの札束でも、
100円の価値があるかどうかという状態にまで価値が暴落してしまった事もあります。
日本は平和な国です。
隣国との問題から物騒な話題も目にしますが、
それでも平和な国だと言えるでしょう。
そんな日本でも円の価値は日々変化しています。
円の価値が高くなれば円高、その逆なら円安になります。
この円の価値の変化は、他の国のお金と比較する事でわかります。
例えば1ドルというお金があります。
その1ドルを100円で買えたとしましょう。
その1ドル100円という状態から1ドル120円になった場合、1円あたりの価値が下がったという事になり、
円安となります。
逆に1ドル80円ともなれば、1円当たりの価値が上がり、
円高になったのだとわかります。
逆にドルの価値が変動したから、円そのものの価値は変わっていないという事もあり得ます。
実際に円安・円高かどうかは複数の国の通貨と比較して判断します。
FXと関係はあるのか?
ではこの円安・円高がFXに関係するのか?という事について。
ずばり関係は大アリです。むしろ円安・円高という価格の変動こそがFXの基本的な仕組みです。
基本的に経済状況なんてものは海外のものより自分たちが住んでいる国の方がわかりやすいものです。
そのため、円で取引する方がやりやすい、という方も多いでしょう。
特に国内のFX会社を利用するのであれば、
必然的に円を用いた取引が多くなります。
まとめ
以上、円安・円高についてとFXへの影響について説明してきましたが、
いかがでしたでしょうか?
円が安くなってしまえば損失が発生し、
円が高くなってしまえば利益が発生する。
あるいはその逆の事が起きて利益か損失が発生する。
通貨の価格変動はFXの基本です。